阿蘇山 裾野の広大な牧草地、迫力の火口壁そして山頂のミヤマキリシマ!2018.6.1
2018年 06月 15日
2018年の5回目の山行は九州の阿蘇山(1592m)です。
前日の久住山に続き、今回は阿蘇山に訪れました。5/30に来た際には濃霧のため入山禁止になっていましたが本日は晴天!憧れの阿蘇を満喫しました。遥かに連なる外輪山に囲まれたカルデラはとにかく広い。裾野の牧草地は長閑な牧歌的雰囲気ですが、一方でその火口壁は迫力満点!山頂のミヤマキリシマも九重連山に負けず劣らず華やか!この時期の阿蘇はいろんな顔を見せてくれます!
日時 2018.6.1
行程 くじゅうエイドステーション⇒阿蘇山ロープウェイ入口⇒砂千里ヶ浜⇒中岳⇒高岳⇒高岳東峰⇒中岳⇒砂千里ヶ浜⇒阿蘇山ロープウェイ入口⇒ホテルグレイトフル高千穂(泊)
標準徒歩時間 5:00
累積標高差 392m
6/1「くじゅうエイドステーション」より出発です。前日までの小雨模様から一変、快晴です!今日は素晴らしい山行が期待できます。宿泊した「くじゅうエイドステーション」はこんな感じ!本来はキャンプ用の施設ですが一般客も泊まれます。2食付きで1泊4500円はとにかく安い!お風呂はないので近くのやまなみ牧場の温泉に。(割引チケットをもらいました)
部屋は個々に鉄道の貨車を改造したものでとってもユニーク!おしゃれな感じでもなく、外観もちょっと古びた感じですが寝る場所はきれいで清潔です。
室内にはなんとダルマストーブ!冬は使えるかどうか分かりませんが懐かしい!
早朝、昨日登った久住山が見えます。天気もよく、とても爽やか!
青空です。久しぶり、おはよう!
朝食を済ませて阿蘇山目指して出発!
昨日のお風呂、やまなみ牧場を過ぎます。
続いて久住山から降りてきた「長者原」
昨日、カメラが電池切れで力尽きてしまったため、再度ここで九重連山を撮影!
三俣山!
硫黄山と星生山
坊がつる讃歌の石碑もありました。昨日は呆然としてなにも気が付きませんでした!
続いて牧ノ戸峠の登山口。九重連山の山行はここから始まりました!
さらに先へドライブ。するとなにやら動物や鳥の形に剪定したトピアリーが見えてきました。
とにかくその数がすごいので車を止めて撮影。
あとで調べたところ、その数なんと800体、有名な「瀬の本高原トピアリー」でした。
感動ものです! 遠くに阿蘇山が見えます。
阿蘇への道は「やまなみハイウェイ」・・この道がとても素敵です!
牧草地の真ん中を突っ切って見渡す限り緑の草原のなか!高原の雰囲気でとても爽やか!気持ちイイ! こんな広々とした高原牧草地は初めてです。
まさに「ドライブの王道コース」「日本風景街道」!
写真を撮れなくて残念。
暫く行くと「城山展望所」
阿蘇山がよく見えます。
左が「根子岳」、右が「阿蘇山高岳」・・素晴らしい眺め!
やまなみハイウェイを抜けて阿蘇の中腹にきました。
広々とした牧草地がどこまでも続いています。のどかー!
草千里ヶ浜からの烏帽子岳! 綺麗な山容です!
阿蘇ロープウェイ入口まで来ました。
ここまでのドライブはほんとに最高―!
ここから登山開始!
阿蘇山公園道路を歩きます。
途中、京都から来たという75歳を超えた老夫婦と同行。夫婦で登山!素敵です!
公園道路の終点です。噴火レベルが良好であればここまで車で来れるのですが、あいにく本日は通行止めでした。
ここから砂千里ヶ浜です。
振り返ると烏帽子岳の雄姿!
木道を進みます。
噴火後の岩稜!いままでの優しい雰囲気から急に迫力のある景観に変ります。
火口園地まで来ました。
眼下に砂千里ヶ浜! 草千里ヶ浜と違って月の砂漠のよう!
ここであろうことか道を間違えてしまいました。まっすぐ進んで高森の下山道に入ってしまいました。前の人達についていったのですが皆さん間違てしまいました。
先にいった健脚のお姉さんがこんな急斜面を登っていきます。
老夫婦と一緒に我々もついていったのですが、先行していった人達がみんな戻ってきました。
お姉さんが声かけてくれてあまり深入りせずに引き返せたことは幸いでした。
でもおかげでこんな「皿山」の岩稜に出会えました。
引き返す途中で見えた中岳への稜線!
火口園地まで戻りました。
再度砂千里ヶ浜!
中岳稜線へとつながる道です。
坂道の取り付きで福岡からきた75歳超えの老夫婦とも合流し計5人で一緒に登ります。
福岡からのご夫婦は阿蘇山に詳しく、さながら「ガイドさん」のような感じでいろいろ教えてくれました。とても助かります!ありがとう!
稜線には中学生の団体がいました。
やっと稜線にたどり着きました!
砂千里ヶ浜があんなに下になりました。その向こうに烏帽子岳!
火口口が見えます。すごい迫力!素晴らしい展望!
向こうに目指す中岳と高岳!
ここから先は気持ちのいい「稜線漫歩」!
5人で一緒に中岳山頂に立ちます!
その後5人は別々の行動となりましたが、小生はこの写真を撮ってくれた人と下山までずっと一緒に行動しました。
写真の際に突風が吹き、この方の帽子が飛んで慌ててしまいましたが事なきを得てホットしました。福岡から来たというこの方はかなりの健脚で登山口からここまで約1時間で登って来たとのこと! 歳はなんと57歳、もう孫もいるということです!その健脚ぶりからまだ40歳台位に見えたのですが脱帽です!
この方もまた阿蘇一帯には詳しく、周辺の山々はほとんど登っているようです。
第二のガイドさんに付いて遠くの山々も詳しく教えていただきました。
親切にしていただきとても感謝しています!
山頂からの展望!
根子岳!
火口!
高岳方面!中学生の団体はここまでで引き返しました。
高岳目指して進みます。
高岳東峰がミヤマキリシマでピンクに染まっています。
高岳山頂!阿蘇山の最高峰です!
標高1592m。地元では「ひごのくに」と覚えるようです(ガイドさんより)
遥か向こうに九重連山!
目の前には鷲ヶ峰!九州の槍ヶ岳というそうです。(ガイドさんより)
正面には高岳東峰!頂上の岩場は「天狗の舞台」だそうです(ガイドより)
ミヤマキリシマは九重連山に負けず劣らず鮮やかです!
ミヤマキリシマのトンネルを抜けます!
高岳東峰からのピンクの山肌!
根子岳(山頂より)
遠くに九重連山!
ここで昼食。この景色を見ながらの昼食は最高の贅沢!
食後、下山します。
満開のミヤマキリシマ!・・鮮やかなピンク!
「天狗の舞台」をバックにワンショット!
鞍部からの高岳東峰、天狗の舞台!山がピンクに染まります!
月見小屋という避難小屋です。ガイドさんは中がきれいか確認していました。
避難小屋の下にある白骨!
鹿の骨だそうでもう何年もこのままの状態で残っているそうです(ガイドさんより)
中岳稜線からの阿蘇火口口!迫力満点!
砂千里ヶ浜から見上げる中岳稜線!
急峻な岩稜です!
砂千里ヶ浜を経て登山口の阿蘇ロープウェイ入口に戻ってきました。
ガイドさんとはここでお別れです。
道中、山の話から日々の生活のことまでいろいろと話しができてとても楽しかったです。
ガイド役までしていただき本当に感謝します!
ありがとうございました!
ここから車で次ぎの宿泊地「ホテルグレイトフル高千穂」を目指します。
途中でヘリコブターのワンショット!車中より
高千穂へはちょっと距離がありました。
途中「寧静ループ橋」を超えるともう少し。
「ホテルグレイトフル高千穂」に到着。
部屋はこんな感じでリーズナブル。食事なしで7000円。
一階にコンビニがあったので便利でした。
ホテルで紹介してもらい、近くのラーメン屋さんに行きました。
「十八番」という熊本ラーメンの店でしたが、ここで思わぬ偶然が!
なんとお店で対応してくれた女性が小生の地元、宇都宮出身でした。
九州、宮崎でなんとも偶然に宇都宮で育った人と出会うなんて!!
嬉しくて、お互いに宇都宮の話で盛り上がりました。なんとも楽しいひと時でした!
おばさん、これからもお元気で!
紅ショウガをたっぷりいれたとんこつラーメンはピンク色に染まり、阿蘇で見たミヤマキリシマを彷彿させます。
ホテルで温泉のサービス券をもらって近くの「高千穂温泉」に
今日は天気も最高、いろいろなことがありましたが充実した一日でした。
温泉で温まり、今日一日の疲れを癒しました。
明日は祖母山です。宇都宮まで新幹線なのでちょっとハードな予定です。
早めに就寝。
九州北部にあって広大なカルデラを形成する阿蘇山!広大な高原台地、荒々しい火口壁、そして山頂に咲くミヤマキリシマ、さまざまな表情を見せてくれる阿蘇を堪能した山旅でした!
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