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錦秋の涸沢、迫力の岩稜・奥穂高! 目にする全てに感動!前半 2017.10.3 

2017年の16回目の山行は奥穂高岳(3190m)、涸沢岳(3110)です。

まだ一度も足を踏み入れたことのない上高地、涸沢、穂高連峰に10月の初旬のこの時期に訪れてみたいとずっと思っていました。今回、思い切ってトライします!

急峻な岩稜を超えて果たしてたどり着けるか、自分にとっては大きなチャレンジです!

涸沢の紅葉とその先にどんな絶景が待っているのか・・・101.png


日時 2017.10.2-5

行程 1日目10/2 自宅(宇都宮)⇒沢渡駐車場⇒上高地⇒明神分岐⇒徳沢ロッジ(泊)

標準徒歩時間 2:00

累積標高差 57m

2日目10/3 徳沢ロッジ⇒横尾⇒本谷橋⇒涸沢⇒穂高岳山荘(泊)

標準徒歩時間 7:00

累積標高差 1421m

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初日(9/24)、自宅から沢渡駐車場まで車で移動です。今日は雨模様。ちょっと心配。140.png

長野自動車道を松本ICで降り、一般道を暫く行くと沢渡駐車場です。広い駐車場ですがほぼ満車の状況。さすがにこの時期はすごい!

案の定、雨が降り出してきました。レインコートを着用して上高地行きのバスに乗り込みます。社内で若い夫婦と知り合いました。上高地に泊まって周辺を散策して帰る予定だとか。そういうのんびりした過ごし方もいいもんだろうなと思えます。「雨だから気を付けて!」とエールをいただいて上高地に到着。有名な登山基地ですが初めての地です。高原の雰囲気!ここで「上高地ラーメン」を食べて本日の目的地、徳沢に出発です。

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暫く行くと河童橋です。梓川が薄緑できれいです。107.png 残念ながら穂高連峰は雲のなか。

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梓川の流れ

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梓川の景観。庭園のよう!110.png

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明神池に到着。せっかくなので拝観しました。

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静かな佇まいの明神池の上には切立った明神岳の岩峰!109.png

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徳沢までほぼ半分のところまできました。

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明神館に到着。今日は一日雨の予報。148.png

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本日の宿、徳沢ロッジに到着。ロッジは要予約。

紅葉のこの時期は大変な盛況ですが何とか予約がとれました。約1か月前の予約。

ロッジは山小屋というより「ホテル」といった様相です。食事も豪華でお風呂まであります。

さすがに一人部屋ということはありませんが2段式ベットで十分なスペースがあり快適に過ごせました。102.png

明日に備えて早めに就寝。

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二日目。残念ながら朝から雨。本日の行程は穂高岳山荘までの標高差1400mの登りになります。あいにくの雨となってしまい、予定どおりにいくか心配ですが無理をせずに涸沢で泊まることも考慮して出発です。140.png

横尾までやってきました。この間、ほぼ平坦な道のり。

雨は止みそうですが結構ガスっていて山は見えません。

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横尾からはいよいよ登りが始まります。道は滑るのでゆっくりと気を付けて進みます。

途中、80歳のおばあちゃんが家族と登っていました。休み休みですが何とか涸沢まで行きたいと頑張っています。明日はきっといい天気になるよ!

雲の合間から初めて「屏風の頭」がうっすらと見えてきました。

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本谷橋の吊橋。ここで一休み。ここから急坂になっていきます。

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少しずつ色づいてきました。

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視界が開けて紅葉が!101.png

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赤と緑のグラデーション!

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ナナカマドが真っ赤です! 紅葉の最盛期!101.png

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涸沢小屋に到着。まだガスっていますが徐々に見え始めてきました。期待!

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ここで3人のパーティーと出会いました。中高年の夫婦と旦那さんの弟。かなり疲れているようでしたが、聞けば小生と同じ行程で今日は穂高岳山荘に泊まる予定とのこと。旦那さんがかなりの山のベテランで穂高のことをあれこれ話してくれました。これからの道程に勇気をもらいました。ありがとう!

若い女性が一人で登ってきました。穂高には何回もきているようで、これから北穂に登り小屋で一泊して涸沢岳、奥穂を目指すとのこと。北穂―涸沢岳間のちょっと怖い稜線を超えるそうな!ここにはレベルの違う登山者がいっぱいです!

暫くして・・やっと見えてきました!

前穂とそこに連なる北尾根の岩峰が!102.png 

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小屋のテラスの正面には屏風の頭が! 青空が!110.png

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小屋の周りの紅葉!107.png

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前穂北尾根6峰! 下には涸沢ヒュッテ!

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屏風の頭の向こうに常念岳!101.png

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涸沢小屋でヘルメットを借用していよいよ穂高山荘目指して急峻な岩稜に挑戦します。

途中、前穂の北尾根岩峰!険しい岩稜!

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振り向けば屏風の頭が日に照らされています。

晴れてきた!! 絶景!110.png

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ザイテングラードの取り着きまで来ました。

ここから危険な岩稜登り!ストックを仕舞って、気を引き締めて!

途中から見た常念岳!堂々とした雄姿!107.png

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前穂、北尾根の急峻な岩峰!101.png

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前穂高岳と吊り尾根!

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屏風の頭と常念岳!

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再度前穂の北尾根!カッコイイ!110.png107.png

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反対側は涸沢岳!高度感があります。

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この時、女性のHelp!」という叫び声が。方向は涸沢岳の方。

ザイテングラードを登っていた人たちが皆立ち止まって状況を確認しています。

こちらから呼びかけても返事はありません。そのうち誰かがその女性を発見。スベリながら涸沢小屋の方に降りていくのが確認できました。その後、ヘリが上方を飛び回っていました。何があったのか状況は確認できません。

前穂高岳の岩峰!感嘆!感動!104.png110.png

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後ろには常念!

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やっとのことで穂高岳山荘に到着!

やりました!ザイテングラードを登り切りました!達成感!110.png147.png

本日はここに宿泊。

涸沢小屋の3人のパーティーもやってきて一緒に喜びを分ちあいました!

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小屋からみた奥穂高岳への道。明日はこんな岩場を登ることになります。大丈夫かな?140.png

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小屋のテラスから涸沢岳!

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雲海に沈む夕日!美しい!頑張ったご褒美です。107.png

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常念岳、蝶ヶ岳の山々!

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小屋に一人で来た若者がいました。写真の大きな機材を持ってきてその準備をしているところです。小生には分かるはずもない様々な機材で調整しているみたいです。

明日、天気で槍ヶ岳がよく見えることを願います。

明日、ジャンダルムに登るというパーティーはザイル、ハーネス等の確認をしています。

本格的な登山者がいっぱいです。さすが穂高!

小屋はそれほど混んではいなく、寝るスペースも十分確保できました。

ゆっくり休めそうです。よかった!147.png

ザイテングラードでの悲鳴の情報が入ってきました。韓国からの2人のパーティーが涸沢岳の中腹で登山道を外れてしまい、男性が滑落して死亡ということでした。

やはり登山には危険が付き物です。あらためて山の怖さ、山のリスクを認識させられました。

明日はいよいよ奥穂高岳、涸沢岳にチャレンジします。

心を引き締めて臨みます。

涸沢の紅葉と圧倒的な迫力の岩峰に感動した穂高連峰、前半の山旅でした!

つづきは 後半へ


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Commented at 2023-02-25 21:09 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 白戸彩花 at 2023-02-25 21:09 x
中武賢臣
Commented by 穂高岳 at 2023-02-25 21:09 x
穂高岳
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by skyblue2017 | 2018-02-16 19:34 | 記録 | Trackback | Comments(3)

登山記録です!!


by カズ
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