北岳リベンジ!間ノ岳への天空の回廊を行く! 後半 2017.9.24
2018年 02月 14日
北岳、間ノ岳登山の後半の3、4日目です。今回の山行のハイライトになる「天空の回廊」と呼ばれる3000mの稜線を歩きます。3日目は北岳山荘から間ノ岳まで、そこから戻って北岳を超えて肩の小屋までの行程です。天気は快晴。さあどんな景観を見せてくれるでしょうか。期待に胸は高鳴ります。
日時 2017.9.24-27
行程
3日目9/26 北岳山荘⇒中白根山⇒間ノ岳⇒中白根山⇒北岳山荘⇒北岳⇒肩の小屋(泊)
標準徒歩時間 5:05
累積標高差 583m
4日目9/27 肩の小屋⇒小太郎尾根分岐⇒白根御池小屋⇒広河原⇒芦安駐車場⇒自宅(宇都宮)
標準徒歩時間 3:40
累積標高差 0m
北岳山荘の朝です。暗いうちに外の見晴らしのいいテラスに行ってみるともう何人かカメラをもって集まっていました。そのなかに大きな機材をもって夜中から星を撮影している方がいました。素晴らしい星空で「あれがオリオン座」とか教えてくれるのですが小生にはよくわかりませんでした。ごめんなさい。かなり重そうな機材ですがよく持って来たと感心します!
そうこうしているうちにだんだん空が明るくなってきました。
北岳とその横のボーコン沢の頭のシルエットです。雲海が赤く染まり始めました!
目指す間ノ岳が赤く照らされています。
早朝の北岳!
富士山が明るくなってきます!
日の出!雲海から太陽が昇ります。
富士山と日の出!
間ノ岳のモルゲンロート!
北岳が太陽に照らされています。
今日は天気がよさそうです。山荘周辺からの絶景でした!
今日の行程は比較的楽なので朝食をとってゆっくり出発です。
最初のピーク中白根山!3000mを超える山ですが北岳、間ノ岳の中間にあるピークとして日本の3000m峰21座にはカウントされていません。可愛そう。
中白根山からの間ノ岳!こんな感じをのんびり歩きます。気持ちイイ!最高の気分!
いつも右側には富士山がどっしりと姿をみせます!
間ノ岳中腹からの北岳!左側には先ほど登った中白根山!
間ノ岳頂上が見えます!
間ノ岳山頂!
山頂からの北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳!
南側には塩見岳!
農取岳
再度北岳の雄姿!
最高の眺望です!
南側は赤石岳、荒川三山、聖岳、更には遠方に光岳まで見えました。
山頂にいた山岳ガイドから教えて貰いました。・・素晴らしい展望。
山頂で1時間位、ゆっくり過ごしました。
多くの人が登ってきます。
そのなかに初日に出会ったテントを持った山形からのおっちゃんがいました。再会です!
お互いに感動を共有できた喜びでいっぱいです。
おっちゃんは今日は肩の小屋にテントを張るつもりだそうですが、ペースが遅いからと言って先に降りて行きました。頑張ってね!
しばらくして小生も北岳山荘に戻ることにしました。
中白根山からの北岳と山荘です。山肌がきれいです。
仙丈ケ岳!
北岳山荘に戻り昼食をとりました。
稜線でコーヒーを作り、ラーメンを食べました。気候の爽やかで実に気持ちがよかった。
食事中、途中で追い越した山形のおっちゃんに再会。先に行きましたがちょっときつそう。
食後、北岳に登り返します。
途中で振り返ると間ノ岳と山荘が!
北岳山頂に再度立ちました!
山頂の絶景にまた1時間くらいゆっくりしました。
その間、二人の若者が北岳バットレスを登ってきました。「素晴らしい!」としか言いようがありません。思わず拍手です。「気分は最高」とのこと。
そのクライマーに写真を撮ってもらいました。
山頂にはだいぶ遅れて山形のおっちゃんもやってきました。
あと40分くらいで肩の小屋です。頑張ろう!
肩の小屋に到着。本日はここで宿泊。
あとから山形のおっちゃんも降りてきましたが、ここでのテント泊はちょっと寒いので下まで降りるか思案している様子。小屋に聞いたら毛布は貸してくれるようです。
おっちゃん、しばらく考えて白根御池小屋まで降りることにしたようです。
おっちゃん、元気で気をつけて!
小屋には多くの宿泊者がいました。
◆かなり年配の男性登山者・・一人で登ってきました。相当の山のベテランで若いころから登り続けているようで既に二百名山を完登して毎年正月は南アルプスに登っているとのことです。冬山は山小屋も閉まっていて、雪のなかをラッセルして登るためかなりしんどいとのことでした。小生にはとてもたどり着けない領域です!
◆中年の夫婦・・夫婦で百名山を目指しているようです。奥さんの方が登った山は多いようです。今年の夏は二人で九州の百名山を全て制覇してきたとのことです。
自分も計画してみようかな!
◆中年の男性二人・・なかのいい相棒でしょっちゅう二人で登るそうです。ウィスキーを持ってきて小屋の外で飲んでいました。これが楽しみで登るのだそうで!
◆若い男性登山者・・あまり登山経験はなく今回が初めての3000mの登山だということ。
山の景色に圧倒されたとのことです。
小屋には様々な人々が・・・
夕方、写真を撮っていてちょっとしたハプニングが!
カメラの電池がなくなってしまいました。
ちょっと撮り過ぎ取り過ぎかもしれません。ショックです!
充電のアダプターがあれば小屋で充電してくれるそうですがそれもありません。
仕方なく電池を温めながらだましだまし使うことにしました。
夜は電池を靴下の中に入れて温めました。おかげでなんとか翌朝、数枚撮ることができましあた。よかったー!
教訓;長期の山行にはカメラのアダフターを持って行こう。
4日目、肩の小屋の早朝。
富士山が美しい!
富士山と朝焼け!
鳳凰三山の向こうに日が登ります!
富士山の雄姿!
本日は下るのみ。
白根御池小屋まで降りてきました。
カメラが残り少ない最後の力を振り絞ってくれた最終ショット!
やっと広河原まで降りてきました。
ここであの山形のおっちゃんが待っていました。ご苦労様でした。
たびたび出会うこのおっちゃんには何か親近感が湧いてきます。
広河原からは一緒に乗合タクシーで芦安駐車場まできました。
おっちゃんとはここでお別れです!
元気でまたどこかで会えればいいな!
「天空の回廊」をしっかり心に刻んでさあ家に「かいろう」・・なんてね。
爽快な稜線歩きに気分は最高!山の醍醐味を充分満喫した山旅でした!
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